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日中友好後楽会
「上海美術館コレクション1979-2007」
作品ギャラリー
(※掲載写真転載不可)
ジャン・シャオガン(張 暁剛)
「同志 NO.14」
淡い色彩。静かで印象的な眼差しの人物。
強烈な批判や皮肉ではありませんが、
中国独特の社会や時代性が反映されています。
ジャン・シャオガンの主な作品に、「同志」シリーズ、「血縁」シリーズがあり、
家族と中国の変わりゆく近代社会を表現するものが多く見られます。
ジャン・シャオガンは海外オークションでも非常に高い評価を受け、
サザビーズでは2億円以上の値がついたこともありました。
2006年には映画「胡同のひまわり」の劇中に主人公の描く作品として
登場しメディアでも多く取り上げられました。
リュウ・シャオドン(劉 小東)
「支える」
30歳過ぎの男性が欄干に突っ張って体を支える様子が描かれている作品。
早朝であるにも関わらず画面からは、どことなく疲れた雰囲気が漂ってきます。
それでも、微かではあっても未来への希望を頼りに自分自身を支えている姿は
都市の人々の心情を表しているのではないでしょうか。
リュウ・シャオドンは2007年に「三峽新市民」という作品が、
約3億3500万円という中国人画家最高額で落札され話題をさらいました。
上海美術館が2mの大きさのあるこの作品を館外に貸し出すのは今回が初めてです。
ファン・リジュン(方 力鈞)
「1996-2003.11.3」
画面に描かれている坊主頭の人物。
実はこの人物、画家のファン・リジュンにそっくりなんです。
モデルは画家自身でもあり、同時にまわりのいろいろな人でもあります。。
水は、画家が泳ぐのが好きということでよく使われるモチーフだそうですが、
1番身近な存在でありあがら、危険をはらんでいるという意味もあります。
ファン・リジュンは不安定な社会状況をさめた視線で見つめる
「シニカル・リアリズム」という90年代中国アートの動きの中心的な存在のアーティストです。
坊主頭の人間が複数登場し、笑みを浮かべる という作品が多く
確かに不気味さやシニカルさが漂っています。
一方でポップさやユーモアもあふれているのがファン・リジュン作品の特徴とも言えるでしょう。
ジャオ・シエンシン(趙 憲辛)
「都市自由人」
この絵には制作当時の1995年の
ハルビン市の風景が描かれています。
1979年の改革開放後、ハルビン市の経済は急速に発展しました。
1995年は、その経済が2倍もの成長をみせた時期です。
画家は自由に宙返りをうつ都市の若者を描くことで、
当時のハルビン市経済の発展状況と、文化の様相を暗喩しています。
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