今年の後楽会中国旅行は、「中朝国境の遺跡と大自然を訪ねる旅」と題し、遼寧省・吉林省の各地を巡る８泊９日の旅程で行いました。
①7/19 成田より瀋陽へ移動、瀋陽泊。②7/20 瀋陽市内（瀋陽故宮、遼寧省博物館、北陵）。③7/21 撫順（西露天鉱）を見学後、バスにて集安へ移動。④7/22 集安市内（中朝国境鴨緑江、世界遺産集安遺跡群）。⑤7/23 集安より長白山へ移動　⑥7/24 長白山天池、瀑布見学。⑦7/25 朝鮮民族村、図們大橋。⑧7/26 長春へ移動、偽満皇宮博物院見学、夜は元後楽寮生等在長春の方との交流夕食会。⑨7/27 長春より成田へ。　
　この旅のメインイベントのひとつ「長白山」の山頂は約2,200ｍの標高にあり、天気が変わりやすく美しい火口湖「天池」が見られる確率は3割といわれていましたが、幸いにも見ることができました。集安では高句麗の遺跡を沢山見学し、歴史のロマンを感じました。今回は北朝鮮国境沿いを見学していたため、朝鮮族が多く、町中でも朝鮮語が飛び交い、食事も朝鮮料理が出たりで、朝鮮族についても知ることができました。　　また、遼寧省博物館では遼寧省文化庁外事処長張曄女士と馬寶傑館長にお出迎えいただき、懇談と博物館内のご案内いただき、今後の日中文化交流を考えるにあたって有益な見学となりました。最後の晩には、元後楽寮生の皆様ほか関係の７名の方との交流夕食会を開き、村上理事長をはじめ後楽会会員の皆さんも、元寮生の皆さんの現在のご活躍を喜び、懐かしい思い出話に花を咲かました。　来年も様々な角度からの見学や懇談、交流を織り交ぜた後楽会らしい旅を企画したいと思っております。どうぞご参加ください。