公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

中国高校生訪日団2007年度第6陣が来日 Aコースは首都圏と九州4県で交流

 
  21 世紀東アジア青少年大交流計画(日中21 世紀交流事業)2007 年度中国高校生訪日団第6 陣(王辛総団長、一行393 名)が、2007 年11 月13 日から21 日まで来日した。このうち㈶日中友好会館が王総団長を含むA コース197 名を、㈳日中友好協会がBコース196 名をそれぞれ受け持ち、受け入れの準備と実施を担当した。同団は上海市・重慶市・河北省・陝西省・遼寧省・浙江省・安徽省・広西チワン族自治区・内蒙古自治区から選抜された中国高校生で構成され、外務省表敬訪問や日中関係に関するセミナー、歓迎レセプションに参加、その後、東京・千葉・埼玉・群馬・秋田・長野・富山・山梨・大阪・高知・熊本・福岡・長崎・鹿児島と、北海道と沖縄を除くほぼ日本全域に分散して学校交流やホームステイを行い、日本の高校生や一般市民と意義深い交流をした。また、交流プログラムの合間には、各地で環境施設の参観や、体験学習の実施、更に名勝旧跡を参観して見聞を広め、日本に対する理解を更に深く、充実したものとすることができた。

多種多様な学校交流
A コースは王総団長を始め、上海市・内蒙古自治区・広西チワン族自治区・河北省・浙江省から選抜された197 名が成田国際空港から入国、外務省表敬訪問では、宇野治外務大臣政務官の接見を受けた。宇野政務官は挨拶の中で、ホームステイや学校交流を通じ、多くのことを学んでいって欲しいと、訪日団員達を温かく励ました。「日中関係に関するセミナー」では、トヨタ自動車株式会社から笹之内雅幸理事が
講演し、自動車の歴史から始まり、現在トヨタ自動車が取り組んでいる環境技術の開発について詳細な紹介をした。環境問題は一国の問題に留まらない地球規模の問題でもあり、環境対策の分野で先進的、かつ効果的な試みを行っているトヨタ自動車の理事のお話に中国高校生も興味津々な様子で聞き入っていた。A・B 両コース合同の歓迎会は、木村仁外務副大臣ほか多数の来賓も出席し、盛大に行われた。

滞在3 日目から前半の交流活動が始まり、それぞれ群馬県・埼玉県・千葉県・東京都において学校での交流とホームステイを実施。各学校では歓迎会や交流会、授業への参加、その他和菓子作りや記念ストラップ作成等の実習授業への参加、茶道や剣道や華道等の部活動体験と、各校毎に様々な交流プログラムで行われた。普段こういった活動がない中国高校生たちは、日本の高校生に身振り手振りで教えてもらいながら、楽しい時間を過ごすことができ、雰囲気は大いに盛り上がった。特に成蹊高校では王団長を始め、15 名の団員が同校を訪問し、学校交流とホームステイを実施した。成蹊高校は学校での交流の他、歓迎レセプションの場でダンスパフォーマンスを披露し、若者らしい生き生きとした躍動的なダンスが中国高校生から大喝采を浴びた。また千葉工業高校では本格的な電子工作実習に参加、左右に振ると「日♡中」という文字が残像として浮き出る「バーサライター」を日本の高校生と共同で作成し、大変好評を得た。

九州4 県を訪問
首都圏での日程を順調に終えた後、訪日団は長崎・鹿児島・福岡・熊本の九州4 県に場所を移して交流活動をした。王総団長をはじめとする第1 分団50 名は長崎県を訪れ、藤井健長崎県副知事が会見。藤井副知事は「長崎県が上海市と締結した友好交流関係が昨年で10 周年を迎えた。長崎県の文化は特に中国と密接な関係にあり、中国との友好関係を大変重視している」と強調した。九州での学校交流では、心のこもった歓迎と首都圏とは違った環境で、訪日団の緊張も解けリラックスして交流することができた。また一般家庭でのホームステイでは、それぞれの家庭で観光に行ったり、美味しい手料理をごちそうになるなど、様々な交流が出来たようだ。今回、首都圏・九州での交流を通じ、高校生達に最も歓迎されたプログラムはホームステイ。1泊という短い時間ではあるが、別れの際には互いに涙を流す光景も見られ、日本で素晴らしい体験が出来たと感動していた。感想文には、短い時間ながら家族の一員のように温かく迎えてくれたホストファミリーに対する謝意と、感動の言葉が満ち溢れていた。また九州では交流のほか、訪日団全員が福岡県九州国立博物館を見学した。同博物館は「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」というコンセプトで展開しており、中国語のガイダンスもあったことから皆真剣に見学し、日中の歴史の深さを実感していた。

年間1900 名の招聘達成
このたび、本年度最後の中国高校生訪日団である第6 陣約400 名の受け入れを無事に終了したことにより、本事業が目標としていた年間1,900 名という招聘人数を無事に達成することが出来た。本事業にご理解とご支援を頂いた皆様に、心から御礼申し上げたい。             (総合交流部)
 
 
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