公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

2008年中国高校生訪日団第3陣 参加者の感想

 
 
 

【中国高校生の感想】
日本を訪問して
●日本は先進国です。あちらこちらにモダンな雰囲気が漂い、進んだ科学技術が光っていて、とても印象的でした。私たちの祖国も日本の良いところをお手本にして、自分たちの国を発展させていくべきだと思います。

●一番印象的だったのは、日本人たちのルール厳守の態度でした。このような行動はすでに習慣となって日本文化に浸透しています。この文化の中にいると誰もが自ずと影響を受け、ルール厳守が当たり前になっていったのでしょう。そして、今日の秩序あふれる国になったのだと思います。このような文化・教養は私たちの国の都市の発展にも必要な要素だと思いました。

●日本では、環境が社会で大変重視されています。9 種類に分類されたゴム袋があり、街に設置してあるゴミ箱も6 種類分類するように仕切られています。水再生施設などで文明社会のありさまが感じられました。

●東京都廃棄物埋立処分場では、ゴミの埋め立て技術を学んだだけではなく、彼らの先を見越した環境保護に対する意識を学びました。

●トヨタの工場で驚いたのは、彼らの熟練している技術や効率のよい環境保護だけではなく、人に優しい1 ランク上を目指すサービスに感心しました。

●先端技術館@TEPIA には多くの新製品がありました。これらの新製品は純粋に発明されたものではなく、既成品をアレンジして作られた新しい製品であり、その技術に新鮮さを感じました。

●防災意識も日本社会で再三取り上げられていて、ホテルに着くなり、先生方が非常口の場所に案内してくれました。各家庭では消化器を2 つずつ備えており、訪れた「池袋防災館」では、避難訓練や防災知識を提供し、市民の適応力向上に努めていました。  

高校訪問・交流の感想
●日本の高校生たちの温かさを深く感じました。みんな親切で、おおらかで、開放的だし、とてもフレンドリーだったので、私たちは簡単に打ち解けられました。

●生徒会の選挙活動や弓道部の白熱した大会を見学しました。歓迎会ではダンス部と琴部の生徒たちが素晴らしい熱演を披露してくれ、日本の高校生の多芸多才ぶりと温かい歓迎の気持ちをひしひしと感じました。

●高校を見学し、授業を体験してみると、学校内にはきちんとした秩序が感じられ、活動内容が豊富なことがわかりました。授業では、先生は知識だけを詰め込むのではなく、生徒が自主的に学ぶよう促されていて、学習内容は無味乾燥でなく、内容が豊富で実生活と関連したものになっています。科目の構成も工夫が凝らされ、多種多様な課外活動も実施されていました。

●学校訪問の際、日本の学校は校舎に入るのに上履きに履き替えなければなりません。これは、僕はかなり効果的な措置と思えました。なぜなら、学校に自宅の感覚を持ち込むことで、学校をより綺麗に静かで落ち着いた学習環境にしやすいと思います。中国の高校でも、これを取り入れるべきだと思いました。

●日本の高校生と一緒に勉強できて、とても楽しかったです。一緒に化学の実験をして、一緒にお茶を賞味し、一緒に日本の菓子を作りました(中国の餡饅に似ていました)。そして剣道と茶道のクラブ活動にも参加しました。日本で高校2校を見学できたことで日本の教育についてより広く知る事ができました。

ホームステイの感想
●学校交流が終わり、ホームステイ先のお宅に行ってみると、「熱烈歓迎 中国の高校生」と書かれた紙がきれいにはってあり、とても驚きました。

●ホームステイはとても楽しかったです。私たちは日本の雰囲気溢れる昔ながらの町並みに行き、どら焼きを食べたり、自分でお寿司を作ったりしました。

●日本の人々はとても優しく親切で、特にホームステイ先のお父さんお母さんは、私を家族の一員にしてくれました。どうかもう一度日本の家庭にもう少し長く滞在させてもらえるチャンスが欲しいです。たった一日なんて残念すぎます。もっと長くいたかったです。もう一度日本を訪れる日を待ち望んでいます。

●ホームステイでは言葉が通じず、あまりスムーズな交流ができませんでしたが、日本の家庭の温かな真心は私の心に響きました。お父さんは英語を話せませんでしたが、私と交流するために英会話の本を一生懸命めくり、お母さんは3 時間もかけて東京に行き、私のために美味しいケーキを買ってきてくれました。私たちと日本の友達はとても仲良くなり、別れ際は名残惜しくてお互い涙の別れになりました。

●国が違っても、ハートで繋がり合い、ピュアな真心は言葉の壁を越えました。たった1 日だけだし、言葉はスムーズにいきませんでしたが、とても楽しく、相手の気持ちや言いたいことも分かり合えました。このようなコミュニケーション活動はとても良いと思います。私は行動していくことで人々の間の誤解を解き、フレンドシップのコンセンサスを得たいと思います。

●ホストファミリーのみんなは、私たちにとても良くしてくれました。異郷にいるとは思えず、自分の家にいるようでした。ホームステイ当日の夜はちょうど夏祭りの日で私たちはお母さんに和服(浴衣)を着せてもらい、賑やかなお祭りに繰り出しました。ホームステイは私に消えることのない記憶になりました。この幸せな時間を私は生涯忘れることはないでしょう。お別れのときは本当に名残惜しく別れ難い気持ちで涙が流れました。

これからの私たち
●日本の人々は以前私が想像していたようではなく、中国と仲良くしたいと思ってくれました。この友好の任務は私たち青少年の肩にかかっています。何故なら私たち若い世代は重苦しい過去という荷を背負ってはいないからです。

●多くの日本人と厚い友情を交わしました。これは中日友好関係の始まりでもなければ終わりでもありません。この友情は中日間のあらゆる領域で友好的な交流を促し、これからも中日関係の友好的な発展を推し進めていくでしょう。

●日本はアジアの先進国です。日本では古きものと新しきものが程よく融合し、学校教育は柔軟性があり、自然は美しかったです。これら全てに心が揺さぶられました。中日の交流が益々深まっていき、友情の花が絶え間なく咲く春のような時代が来るよう心から祈っています。

【日本高校生の感想】
●この機会を利用して異国の人としっかり話すことができるように、自分なりに一生懸命英語で話しましたが、ところどころ相手に理解してもらえないときがありました。でも、これを悪い方向に捉えるのではなく、悔しい思いをしたから、次は同じミスをしないように頭に入れておきます。前に先生から「たくさん恥をかけ」と言われたので良かったと思います。

●少しの会話でしたが、中国について少し聞いてみました。中国では1 日9 時限あり、体育は男女別で、学校で恋愛は禁止。19~20 時くらいに家に帰るなど、日本とは違う中国を知ることができました。

●初めは泣くなんてありえないと思っていました。でも、一緒に過ごした時間は短くとも、スーは私たちにとって家族同然の存在で、今日で会えなくなると思うと涙が止まらなくなってしまいました。最後に2 人きりで抱き合ったとき、スーに出会えて本当に良かったと感じました。

●茶道体験では実際に浴衣を着せてもらっていて「暑いけどきれい」と感激していました。お茶菓子とお茶も正しい作法で味わっていました。私もいただきましたが、中国から伝えられた茶道を中国人と日本人が一緒に、しかもお互い初めて経験するなんてすごいことだと思いました。

●1日生活してみて私と一緒にバイオリンのレッスンを受けたり、近くの公園に連れて行ってあげたりしているうちに、最初の話しづらい見えない壁もなくなって、自然と打ち解けることができました。連れていってあげたい場所や話したいことがたくさんあったと、中国の高校生が帰ってから思いました。
●今回の体験は非常に勉強になりました。通じないこともたくさんあり、困ったときもありましたが、ジェスチャーや辞書を使って何とか会話ができました。伝わらないことを伝えようとするのはとても疲れますが、その分すごく勉強になったと思います。伝わらないと思っていても頑張って伝えることはとても大切なのだと改めて感じました。中国高校生も自分たちも必死で伝えようとしていて、夜もすごく賑やかで楽しかったです。

●日本食を気に入ってくれたことが、とても嬉しかったです。次の日、海に連れて行ってあげると、笑顔で喜んでくれました。私も海に来たのは久々だったので、一緒に貝殻を拾ったりして楽しみました。
●ホームステイ中に驚いたことは、受け入れた中国の女の子が日本の歌手や漫画にとても詳しいということです。最近の歌手はほとんど知っていて、自分の好きな歌手のCD を探しては嬉しそうに何枚も買っていきました。今回滞在中にいろいろな所へ行きましたが、一番楽しそうだったのは「プリクラ」でした。彼女がノリノリポーズをとっていたので驚かされました。

●私は今回の交流を通して、中国の人も日本と日本人に対して、もっと仲良くなりたいと思っていることを知りました。このように日本人と中国人がお互いに仲良くなりたいと願い行動すれば、今後日中関係が悪化したとしても、それは政府間だけの問題であり、実質的には良好な状態を保てるのだと私は思います。

●今、政治の面でも生活の面でも、日中両国に関することがいろいろ取り上げられています。そんな中で、私が誤解していたことがたくさんありました。そんな「今」だからこそ、このような交流を大切にして、さまざまな学校や施設での交流の場を増やして行くべきだと思います。

●私はゲーム(交流会)のときに、必死で知っている英単語を連発して説明しましたが、中国の高校生もクラスのみんなも理解できず、結局日本語で説明して、そのまま中国の高校生にはゲームをやってもらうことになりました。楽しかったかどうか心配でしたが、じゃんけん列車をしたときの彼らの苦笑いではない笑顔を見たときは内心ホッとしました。

●中国の生徒さんとの会話の中で心に残ったことは、中国の人口問題です。この問題は社会の授業で勉強したし、ニュースでも聞いたことがあったので多少の知識はありましたが、中国人から直接話を聞くことで、この問題の深刻さを以前よりも強く感じました。

●最後、お別れのときに「もし君が中国に来ることがあったら、僕の学校の写真(木)のところで会おうね!!」と言ってくれました。私も彼らにもう一度会って、もっとのんびりと話がしたいです。謝謝、再会。
●率直にいうと、自分のコミュニケーション力不足を痛感しました。そう、今まで自分が学んでいた英語はいい加減でしかなかったのです。留学生のパオ・シン君の英会話の実力は目を見張るものがありました。大抵の日本の大人たちも舌を巻いてしまうほどでしょう。日本と中国との学力差が垣間見えました。僕は気付いてしまったのです…自分には知識も経験も何もかも足りないということを。今回の交流はとても良い刺激となり、また糧となりました。

●中国の高校生と和紙工場に行き、日本の文化を一緒に学んだり、家でのホームステイで一緒に買い物やバスケ、花火などをしたりして楽しみました。一番嬉しかったことは、私の母が作った日本料理をおいしいと喜んで食べてくれたことでした。

●今回の経験から私の中で、通訳の仕事についてみたいと思う気持ちが生まれました。これから進む道を決めるときに、これも視野に入れて考えてみたいと思います。この経験をしてから、もっと世界の人と触れ合えたらいいと思いました。

●僕は2 年生のとき中国にホームステイをさせてもらったことがありますが、今回はホームステイをする側ではなく、受ける側だったので、前回中国へ行ったときに気付かなかったホストファミリーの気持ちがわかりました。1 日だったけど本当に疲れました。しかし、それ以上に楽しくて学んだことも多かったと思います。 

 
 
 
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