公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
  平成20年度香港・澳門高校生訪日団が来日 初の招聘、兵庫・鹿児島で交流  
 

2008日中青少年友好交流年、21世紀東アジア青少年大交流計画(日中21世紀交流事業)の一環として、平成20年度香港・澳門高校生訪日団が、7月13日から21日まで来日した。同団は、中国の特別行政区である香港から42名、マカオから10名の計52名で構成され、今回が初めての招聘となる。一行は東京で外務省表敬、日中関係に関するセミナー、歓迎レセプションに参加し、その後兵庫県と鹿児島県で学校交流やホームステイを行い、日本の高校生と友情を育んだ。

来日の翌日、まず初めに訪問したのは東京大学。日中関係に関するセミナーで「グローバル経済における日中経済関係」をテーマに、東京大学大学院の伊藤元重教授の講演を聞いた。香港・マカオの役割についても言及した内容で、高校生達から英語で活発に質問が出された。外務省表敬訪問では、宇野治外務大臣政務官が会見し、「香港・マカオからの高校生訪日団の記念すべき第1陣である皆さんは、日本の高校生との繋がりを深め、学校交流やホームステイを通じて、日本の文化を持ち帰って欲しい」と期待を述べた。また、香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部の祝彭婉儀首席代表も出席し、高校生達に熱いエールを送った。歓迎レセプションには、東京都立飛鳥高校の生徒が参加、香港・マカオの高校生と瞬く間に打ち解け、会話が弾んだ。

剣道や和太鼓を体験
15日に移動した神戸では、吉本知之・兵庫県教育長出席のもと、歓迎式が行われた。16日には、県立神戸鈴蘭台高校で、剣道、華道、和太鼓などの日本文化体験講座や、スポーツ交流など、多彩なプログラムで交流が行われた。香港・マカオの高校生達は初めての日本文化の体験に目を輝かせながら参加し、スポーツ交流では、バスケットボールの親善試合を行い、双方の高校生達が互いに応援し合い、言葉の壁を乗り越えた交流ができた。
同県ではまた、こうべ環境未来館、人と防災未来センターを参観し、日本のリサイクル技術、環境保護、阪神淡路大震災の経験、復興の軌跡などについて説明を受け、熱心に質問したり、写真を撮ったりした。参観後、日本の環境、防災に対する意識と神戸の人々の努力を学び、今後の生活にも役立てたいとの感想が寄せられた。

応援団による演舞に感心の声があがり、伝統的な遊びを紹介しあい、双方の代表が「雪月花」を異なる書体で書く書道交流など、大いに盛り上がった。鹿児島情報高校では吹奏楽部と和太鼓部の歓迎を受け、自動車工業科やマルチメディア科など、多彩な学科を見学。終業式にも参加し、壇上でホームステイでの期待を述べた。両校とも、放課後はそのままホスト生徒宅へ一緒に帰宅した。

ホームステイでは丸一日、ホストファミリーと過ごし、浴衣を着て夏祭りに行ったり、桜島や霧島などの観光地に案内してもらったりするなど、短い時間だったにも関わらず、温かいもてなしを受けた。ホームステイ解散式は、土曜日の夕方ということもあり、ホストファミリ―や多くの日本の友人が参加した。高校生同士はもちろん、ホストファミリーのお父さん、お母さんも涙する光景が見られ、お互いいつまでも写真を撮ったり、連絡先を交換したりして、離れ難い様子だった。高校生達の笑顔は、日本の家族に対する感動と感謝の気持ちで溢れていた。

このほか、鹿児島県では、草木染を行ったり、指宿で砂蒸し温泉を体験、雄大な桜島と自然豊かな鹿児島県は、都会っ子である香港・マカオの生徒を魅了した。
訪日団は7月21日、日本で見たこと、聞いたこと、学んだことを胸に、関西国際空港から全員元気に帰国した。本団の受け入れにご協力いただいた外務省、文部科学省、兵庫県教育委員会、鹿児島県観光交流局国際交流課、関係団体、学校関係者、ホームステイ家庭の皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。        (総合交流部)                           
                                                  

 
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