平成21年度香港高校生訪日団が来日 東京と山梨で交流
合宿交流でカレー作りとキャンプファイヤーを体験 山梨県では県立石和高校の生徒と合宿交流を行い、共同で野外カレー作りに挑戦した。慣れないかまどでの火おこしや、飯盒炊爨はとても大変だったが、協力して作ったカレーに皆、大満足だった。キャンプファイヤーでは友情の炎を灯し、お互いの言葉で歌を歌ったり、クイズ大会で大いに盛り上がった。 翌日の学校交流では、全校生徒が待ち構える体育館での歓迎会に出席した後、英語を始め、地理や化学の授業に参加した。各クラスで自己紹介をしたり、住んでいる場所や流行っている物を紹介し合ったりして会話が弾んだ。午後は国際教養科の生徒と一緒に県立博物館を見学。実際に昔の衣装を着たり、おもちゃで遊んだりするグループや、輪になって話に夢中になっているグループもあり、様々な交流が繰り広げられた。合宿交流から1日半を一緒に過ごした石和高校生徒もおり、別れの際には涙ぐみ、お互いに写真を撮ったり抱き合ったりしていた。 交流終了後に、小松重仁 山梨県副知事への表敬訪問と、山梨県オリエンテーションが行われ、生徒たちは交流の感想や山梨県の印象を積極的に発言した。梅雨の時期も関わらず、ずっと天候に恵まれ、心待ちにしていた富士山を仰ぎ、昇仙峡などの自然を見学して、とても充実した山梨滞在となった。 訪日団は、日本でできた友人たちとの思い出や、香港では得難い経験を胸に、7月16日に成田空港から全員無事に帰国した。本団の受け入れにご協力いただいた外務省、文部科学省、中国大使館、香港駐東京経済貿易代表部、山梨県観光部国 際交流課、学校関係者、関係団体の皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。 (総合交流部)