公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

平成23年度中国青年代表団第2陣 団員の感想

 
 
  A 団 (青年指導者)
  今回の訪日では直に日本の社会や文化、生活に触れることができました。またざまざまな見学や交流を通じ日本への理解もより深まったように感じます。私の日本文化に対する興味はますます募り、今では日本語を勉強したいとまで思うようになりました。今後さらに一歩踏み込んで日本各地を旅し、人々と触れ合いたいと願っています。
  今回は、日本の都市建設とその管理、また伝統文化と現代的都市カルチャーの融合などが強く心に残りました。機会があればもっと深く知りたいと思います。
  日本側の行き届いた細やかな受け入れには心より感謝します。
  1人の青年として、私は訪日の成果と感想を中国に持ち帰り、中日友好と両国の発展のために寄与したいと思っています。

  B 団 (公務員)
  今回日本を訪問し、多くの成果を手にしました。また、多くのことを知り、日本の政治、経済、文化等に対する理解が深まりました。日本側にはとても良くしてもらいました。特に浜田市では、宇津市長から心温まる招待を受け、浜田市民の温かい気持ちを感じ取ることができました。
  今回の訪日で一番印象に残ったのは、日本が美しい国であり、どこに行っても花が咲いていたことでした。また、日本の青年の情熱と誠実さを実感することができました。言葉は通じなくても、交流が妨げられることはありませんでした。
  目黒の防災センターでの学習と体験は、非常に有益でした。私自身だけでなく、私の周りの友人や家族にも有益でした。緊急災害に遭った場合、どのように対応し、どのように他人を助けたらいいかについて学ぶことができました。また、自治大学校では、学習を通じて日本の公務員制度について理解を深めることができました。最も忘れられないのは、浜田市の市役所の職員との交流です。浜田市では本当に有意義な夕べを過ごし、全員が打ち解け合いました。
  日本の人々の友情を中国に持ち帰り、日中間の末永い友好のため、努力していきたいと思います。

  C 団 (経済)
  日本に降り立つと心地良さを感じました。それは、日本が環境を保護しており、国民の環境保護意識も高いということを意味しています。
  佐川急便やローソンを視察して、会社が国民の消費や生活ニーズなどに対する仕組みを適宜作り上げし、社会の発展や国民の生活にさまざまな便宜を提供して、専門的なビジネスモデルや管理方法を運用していると感じました。
  経団連、経済産業省、大阪府の中小企業関係組織(商工労働部)の方々と交流した時には、政府または民間の公益団体や非営利団体に関わらず、経済発展への貢献が大きく、社会に対して責任感をもち、社会の発展に対しても大きな役割を担っている、と感じました。大阪には海外に進出したいという意向を持っている企業もあるので、この点についてもっと深く交流し、提携の可能性について話し合い、実質的な収穫を得たいと思いました。
   「経営の神様」である松下幸之助歴史館を視察して、大変感銘を受けました。彼の経営理念やさまざまな考え方をもっと詳しく学ぶ必要があると感じました。
  大阪で青木理事長や高木氏と交流した際に、日中経済に対する彼らの貢献は非常に大きいと感じ、中国でも10年以上生活されていたことを知りました。

  D 団 (医療・衛生)
  中国の首都で医療の仕事に携わる者として、東京と山形で医療機関や医療機器メーカーを見学する中で最も感銘を受けたのは、日本の医療体制が整っていることと、医療保険制度が広く普及していること、医療サービス設備が先進的で、デジタル化されていること、人にやさしい医療サービスが提供されていることである。これらのことをとても喜ばしく感じると同時に、中国の若い世代としての責任を感じた。その責任とは、日本で行われている細やかな管理のしかたや資質教育の成果を中国の若い医療従事者に伝え、日本で見聞きしたことを彼らの励みや原動力に変えることである。同時に、視察期間中は私も北京で医療に携わる者として、中国政府の施策を日本の青年に伝えるなどし、友好の使者としての役割を果たすように努めたいと思った。
  今回の視察では、日本の政府や医療機関、各自治体が国民の健康を守るために行なっている事業に感銘を受けた。そしてさらに印象深かったのは、最終的には営利を目的としている一般企業であるテルモ株式会社が、日本における医学生教育や公益性のある研修に対して貢献を果たしていることである。このことについて、自分が学生時代に受けた研修のことを思い起こし、たいへん羨ましく思った。なぜならば、スペースの制限や、設備が足りないことから、いつも夜間に実習を行っていたからである。今の日本の医学生はたいへん幸運であると思った。また、日本の医学生との交流を通して、彼らの苦労を厭わない勤勉ぶりや、自分の人生の目標をはっきりと見据えていることが感じ取られた。これらは日本人の伝統的な美徳の表れであろう。私も医療サービスに携わる者として、常に自己研鑽に励み、中国の医療の発展のために自分の能力を以って貢献し、中国の国民や世界の人々の健康のために力を尽くしたい。
  今回の視察では、主催団体、実施団体、団長、秘書長の引率の下、短い期間ではあったが、日本の温かさ、先進性、科学技術、人文、謹厳さなどの面について理解を深めることができた。

  E 団 (メディア)
  国民の民度の高さは東日本大震災で外国に知れわたりましたが、今回の訪問を通じて更に深く認識することに至りました。中日国民が互いに理解し合っていないのは、コミュニケーション不足によるものです。JICEの尽力のもと、このような交流の機会が増えることを期待しています。
  日本は以前よりメディア天国と認識されてきました。大型の新聞社やテレビ局の多くは同業者として参考に値します。国会議事堂に100席以上の記者席が設けられていることからも、政界がメディアに開かれていることが伺えます。地方自治体庁舎にも「記者クラブ」があり、情報公開に役立っています。日本のジャーナリストの鋭い報道は社会秩序の安定に役立っており、首相の頻繁な交代も社会の安定を妨げることはありません。
  日本は国民の生活や考え方を海外に向けて更に効果的に発信する必要があります。そうすることにより誤解も解けます。
  日本は震災後の風評被害を克服しなければなりませんが、私もそのために努力したいです。

 F 団 (大学生村官・青年ボランティア)
  訪日前に、きれいな国だと聞いていたが、実際に目の当たりにすると、田舎の建物でさえ、清潔感を感じた。町がきちんとして、一軒家にしても、それぞれ特色があるし、きれいだと感じた。中国が現在、農村で進めている農村集中居住エリアというプロジェクトとは、かなり異なるものだ。日本の一軒家は個性を出そうとするのに対して、中国はみんな同じように建てられ、整然さのみ求められている。日本人はマナーがよく、親切である。ルールを守るし、サービスが行き届いている。スタッフの皆さんの配慮に深く感謝したい。本当にありがとう。
  中日協力は、中日双方の発展に役立ち、大変有意義である。このような交流を今後活発化させ、形式も多様化したら良いのではないか。国民間の理解を深め、助け合い、ともに発展しよう。

  G 団 (科学技術)
  青年代表団の一員として、多くの期待を携えて日本を訪れました。震災後の日本国民の生活と復興再建の状況を見られたらとも思いましたが、日本の土地を踏んだ途端、驚きました。3月11日に地震が起きた気配をまったく感じられませんでした。日本国民は淡々と普段通りの生活を取り戻しています。被災後の茫然たる悲しい表情もどこにもありませんでした。日本人の災害に対する冷静さ、そして震災後の早急な対応措置、国民の団結力、明日への希望すら漂っているように感じました。
  数日のタイトな日程で、多くの訪問先を回り、日本社会の発展から、産学官連携の大切さを理解しました。日本は科学技術が進歩し、光触媒とips細胞の研究が世界のトップレベルに達しています。そのすべては、日本の科学技術研究者達が注いだ情熱によるものだと思います。特に光触媒の発明者である藤嶋昭教授の科学研究への思い入れ、姿勢に感動しました。それこそ科学界発展の牽引力になるのではないかと思いました。
  これからは先輩研究者のように情熱的に仕事に取組み、今の職業を一生の事業とし、中日の優秀な伝統文化の神髄をますます広げていくように努力したいと思いました。そのように私は今回の訪問で背中を押された気がします。
  そのほか、文部科学省と科学技術振興機構の訪問を通して国の科学技術政策について理解を深めました。特に産学官連携の体制及び運営方式、研究成果の実用化、基礎科学への研究開発資金の投入や政策サポート、及び相互の連携を学びました。この成果を中国で活かしたいと思います。
  時間は矢のごとく、あっという間に8日間の訪問が終盤を迎えました。日本友人の友好と親切、彼らのきめ細かい仕事ぶりが私の中で深い印象となって残りました。
  今回の触れ合いと率直な交流を通じて中日の若者達の心の距離は縮められたと思います。今後両国の間において絶え間なく科学技術や社会文化など各分野での友好関係を築かれ、双方の国家が友好往来のもと、共に発展できるよう、心から祈っています。

  H 団 (省エネ・環境保護)
  日本の環境保護事業も経済発展との関係を如何に上手く処理できるかの問題を直面しています。日本の経験から実証されたように、環境保護は経済の発展を促すこともできます。環境保護が社会、経済、文化のさまざまな領域にまで及び、環境保護の意識を各分野に浸透させると同時に、社会の発展も伴うようなシステムを構築しなければならないと思います。また環境保護は経済発展の視点から問題解決を試みる必要があり、企業に一層社会的責任を履行させる方向に進めなければないと思います。環境保護の意識は幼児教育から浸透させるべきで、自分自身から、そして小さな事から始め、一つの社会文化として醸成させていく必要があります。それによって、環境保護事業は着実に推進されることとなるでしょう。

  I 団 (文化芸術)  
  はじめに、今回の旅行では徹底した日本の環境保護にとても感心しました。自然環境をはじめとする生活環境、仕事環境などすべてがエコであることを前提とし、エネルギーを有効活用し、省エネに努めていました。そして、日本国民の礼儀正しさがとても印象的でした。普段の生活の中からのぞくことができる礼儀正しさを始め、さまざまな場面で礼儀を重んじる日本文化を感じることができました。その中でも、裏千家での体験はまさに日本の礼儀を重んじる文化を感じ、体験することができたと思います。お茶を飲む際、心を落ち着かせ、精神を高めることで、他人を包み込む心を持つことができました。日本の茶道は、人類が広い心を持つことのできる奥深い文化だと感じられました。また、日本の文化を広めるに際し、民衆の力が大きく働きかけていることに驚きを隠せませんでした。政府の日本文化の発展に対する援助もありますが、多くが民間で行われている日本独自の文化や伝統文化、外来文化を広める活動が、日本文化を盛り上げていると言えると思います。岡谷太鼓の演奏のように日本独自の色を保ちつつ、外国文化と融合し、日本文化を多元化、そしてグローバルなものにしていると思います。
  今回の訪日で私は、文化を広める新しい理念を学ぶことができました。また礼儀を重んじる日本文化への新しい見解をもつこともできました。さらなる日本への理解を深めると同時に、中国文化の発展と発信に私なりの貢献をしていきたいと思います。

 
 
 
 
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