公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

平成23年度中国高校生訪日団第5陣 参加者の感想文

 
 


【中国高校生の感想】

第1分団(神奈川/京都)

◆ホストファミリーは私達にとてもよくしてくれた。弟と妹は、普段学校に送ってくれるお母さんが私たちを学校に送って行かなくてはいけないので、朝とても早く起きて学校へ行った。お父さんは遅く帰って来てとても疲れているのに、私達と一緒におしゃべりをしてくれたし、表情がとてもチャーミングだった。お母さんはいつも最後にご飯を食べて、朝は一番早く起きる。食事の支度をしなくてはならないからだ…。私たちはあらゆることに感動した。仲良くしてくれたし、親切だったし、楽しかった…。
学校交流で一番印象深かったのは、氷取沢高校のバスケットでペアを組んだ日本高校生と、南丹高校のホストファミリーの日本高校生だ。氷取沢高校の子は、最後に「我愛你」と叫んでくれた。南丹高校のホストファミリーとは、お互い抱き合って言葉にならなかった。短い9日間だったがとても楽しかった。みなさんありがとう!
学校交流とホームステイ以外で一番印象深かったのは、有明水再生センターと高橋智隆先生のセミナーだ。有明水再生センターでは、地下空間や処理で出た泥まで、利用できるもの全てを利用している。とても合理的で素晴らしい考えだ!そして、高橋先生が発明されたロボットは更に驚きだ。かわいいだけではなく、動作も素早く賢い。日本には私たちが学ぶに値するものがたくさんある。衛生面や環境保護の分野だけでなく、更には教育と物の考え方においてもである。しかし双方の国民には、お互い相手の国を不快に思う考えがまだ存在している。そういう事が一日も早く解消して、和やかに付き合っていけるよう願っている。(重慶市2年女子)

◆最初、緊張と喜びを胸に桃山高校にやって来た。日本高校生が大歓迎してくれたのが先ず印象的だった。手拍子と歓声に包まれ、とても盛り上がって意義あるスタートだった。英語の授業ではクラスメートとのやり取りが楽しかった。例えば折り紙や、日本の昔話、絵など、とても楽しませてくれた。日本高校生が事前に時間をかけて準備をしてくれていたので、私はできるだけ日本語で皆と交流するようにした。自分の日本語力を鍛える機会になり、また日本高校生と友情を深めることもできた。
次に、日本のホストファミリーと一緒にご飯を食べ、語り合うことで、日本への理解が深まった。最初は少しシーンとなる事もあったが、後は段々と話せば話すほど心の距離が縮まった。京大に夜の風景を見に行き、さらにホストファミリーのS君とお互いうちとけてたくさん語り合ったことがとても忘れられない。
今後、機会があれば必ず両親に日本に行ってみるよう勧めようと思う。(重慶市3年 男子)

第2分団(埼玉/京都)

◆私はホームステイに一番感動した。言葉のコミュニケーションが思うようにいかなかったが、ホストファミリーの日本高校生は真剣に電子辞書を引いてくれた。日本料理は食べ慣れないだろうと、わざわざ車で40分あまりの街まで行って中華レストランを探してくれた。新しい料理が来ると、先ず私に取ってすすめてくれた。私のお腹がいっぱいになりすぎるのを心配して、ひっきりなしにメモで“お腹いっぱいになったら、無理しなくてもいいよ!”と書いてくれた。途中で本を買ったが、ふと見ると全部日中対語訳の本であった。お風呂から上がると、すでに立派な布団を敷いてくれていた…。これらの心温まる一つ一つの出来事が今でもはっきりと目に浮かぶ。ホストファミリーと楽しく過ごした事が忘れられない。別れの時、抱き合って流した涙が忘れられない。日本の友達との厚い友情が忘れられない…。
学校交流では日本高校生の教室に入って、実際に日本の授業を体験した。中国も日本の学校のように、いろんな活動や実習や実験があったらいいなと思った。
日本の人達は心遣いが細やかで思いやりがある。私は胃腸の治療中なのでいつも薬を持ち歩いているが日本は冷たい物や生ものが主なので、わざわざ私のために温かい料理を用意してくれた。熱々の料理を食べて私の心も温まった。日本の皆さんのきめ細かく行き届いた心遣いに感謝している。日本の皆さんが友愛の心を持ち、親切で善良だという事を私の故郷の人達に伝えようと思う。(陝西省2年女子)

◆印象深かったことは、国際社会も認める日本の環境保護とハイテク産業における成果だ。外務省での高橋智隆先生のロボットに関するセミナーで、そのハイテク分野における成果を実際に見ることができた。小さなロボットが、よじ登ったり、走ったり、歩いたり、跳ねたり、そして簡単な言葉さえ理解することもできる。これは昔の人には想像できないことだろう。それだけではなく、日本の偉い所は、どんな最先端製品でも皆生活に取り入れ、庶民の中に深く溶け込んでいる所だと思う。それに、日本人は盛んに新しい物を創造しようとする。その精神が彼らのテクノロジーを絶えず進歩させている要因だと思う。
また、汚水処理場を見学して感じたのは、中国も万全な汚水処理システムを作り、先進的な方法や技術を学んで私たちの生活排水を合理的に再利用すべきだということだ。実にシンプルな考え方で、酸素があれば沈むということに、ほんとうにため息が出るほど感動した。だから私達も日常生活の中でもっといろいろなことを観察し、気づくべきだ。シンプルなものが却って使えるのだ。(陝西省2年男子)

第3分団(兵庫/京都)

◆私はホームステイと学校交流が、この9日間の活動の中で一番有意義だったと思う。日本高校生はとりわけ友好的でハートフルだった。たった数時間の交流だったが、私たちはしっかりと友情の基礎を固めた。特にホームステイは、ホストファミリーがとてもよくしてくれ、行き届いた心遣いのおかげで、緊張したり気まずい思いをすることが少しもなかった。だから別れの時になっても離れたくなかった。どの生徒も離れたくない気持ちで涙の別れをしていた。それまでに行ったいろいろな活動も、思った通り良かったが、ホームステイは想像を超えてすばらしかった。ホームステイがもう少し長かったら、そしてもっと多くのホストファミリーと出会えたらいいのにと思う。ホームステイが終わって今日で三日目だが、まだホストファミリーの友達のことを想っている。もうずっと前からの友達みたいな感じがして、別れるのが本当に辛かった。だから、私は今後また必ず日本に来て、ホストファミリーの友達に会いに来ると決めた。たとえこの“今後”がずっと10年、20年後になっても、彼女はきっと私のことを覚えてくれていると信じている。
他には、外務省のセミナーで高橋智隆先生が話して下さった先生の取り組みや創作理念を聞いて、大いに啓発された。成功したければ“新しい物を創造する”という事をわきまえて、人と違った選択をしなくてはならない。現実の波に流されるまま社会に同化してはならない。あとは防災に関して、日本は素晴らしい国だと言わざるを得ない。防災に関する一連の映像で、レスキュー隊員の気配り、被災者の粘り強さ、災害後の感想等うまく企画してあり、全てのことが一つ一つ挙げられていた。これら、特に災害後の注意点や感想はすごく参考になった。(貴州省2年女子)

◆最初、学校に着いた時は雨が降っていた。日本高校生が傘を二本ずつ差して私たちを出迎え、自己紹介をしながら私たちの重い荷物を持ってくれた時、心が震えた。学校に入ると賑やかな歓迎式が開かれた。盛大かつ軽快なブラスバンドの演奏、激しいダンス、それに先生方や日本高校生達の笑顔、全てに言い表せない親しみを感じた。初めて教室に入った時、どの先生も生徒も私に向かって会釈をし、微笑んだ。大きな声で“ニイハオ!Nice to meet you!”と言って感激した様子で私と握手する生徒もいて、その時、私の心は熱く興奮していた。クラブ活動はとても多彩だし、先生はハートフルでユーモアがあり、日本高校生たちはやさしく親切で、自分の通っている学校と比べると、本当に大切なことは何なのか考えさせられた。
しかしこれはまだ始まりにすぎず、やさしい校長先生と親切な教頭先生たちにいろいろ案内してもらっているうちに、あっという間にホストファミリーが迎えに来る時間になった。実を言うと、黒い窓のSUVを見た時は正直少し怖かった。しかし、ドアを開けると温かい笑顔があふれていた。言葉は通じず、彼らもすごく英語できるわけでも簡体字がわかるわけでもないが、筆談や絵を交えながら、とにかく英語と中国語と日本語を駆使して交流した。人間同士、言葉は通じなくても心は通じると思った。車を100キロほど走らせて夜景が一番きれいな場所へ連れて行ってくれたり、おやつを買ってくれたり、中華風チャーハンを作ってくれたり、抹茶を点ててくれたり、一緒に神社へお参りに行って私のためにお祈りしてくれたり…中国に一番必要なのは正にこういう愛情なのだ!ただの客として来ている私と夜中まで語り合い、私のために早起きしてお守りを貰って来てくれて、朝ごはんも作ってくれた。その上、車を3時間も走らせてお別れと見送りにさえ来てくれた。これはどんな言葉にも勝ることだ。先生や日本高校生、そしてホストファミリーの「家族」の友情は、国と国の間に存在するような偏見とは全く違っていた。今回の訪日は20年の修行にも勝る!
来日前、私にとって日本はただのつまらない国で、きちきちしていて民族意識が高く、偉そうなくせに仲間はずれにされないか心配している国だと思っていた。今回の訪日で、人の真心の温かさを感じた。それはまさに大自然の音やあまねく照らす仏の光のように人の心を温め、多くの人が救われるような感じだ。もし私が1年間、一人で日本で暮らしたら、中国に帰る頃にはきっと模範的な人間になっているに違いない!
日本は民族意識がとても強い!皆仲が良くて団結力があるが、これは思うほど簡単なことではない。あの巨大地震と津波、そして放射能に見舞われた日本がなぜ後退せず、かえって進歩しているのか、私は今回の訪日を通してその理由がわかった。それは彼らが一致団結することで大きな力を持つ、その名に恥じない大和民族だからである!
以前、日本は経済を優先したために大きな代償を払った。しかし今の日本は、その時の日本とは違う。昔の事で一生敵意を持ち続けるのは良くない!いつまでも負の連鎖を繰り返すだけだ。彼らは中国に対して敏感だが決して敵意は無い。ただ怖気づいてわざと空威張りし、いつか仕返しされるのではないかと心配しているだけだ。私たちが過去のしこりにこだわることなく、良い所に目を向けて行けば、中国はきっと新しい空に飛び立つことができると深く信じている!(貴州省3年男子)

第4分団(愛知/兵庫)

◆ホームステイで、本当にたくさんの温かみを感じた。言葉は通じないし文化も違うが、私を自分の本当の子供のように思ってくれた。私を連れていつも自分の子供を連れて行く所に行き、同じことをしてくれたり、もっと私の口に合うものをと、わざわざ一緒に餃子や春巻きを作ったりしてくれた。その中華料理を見て更に心が温まり、中国の家にいるような気持ちで満たされた。二泊三日の短い時間だったが、日本の人達の情の厚さと思いやりを十分知ることができた。過去にはたくさんの不快な歴史があるが、歴史は歴史、もう過ぎたことだ。未来に輝く新しい歴史は私達が創っていくのだ。以前の私は真面目に勉強していたが、何のために勉強するのかわからなかった。今、私にははっきりとした目標ができた。それは日中の更なる平和のために奮闘することだ。がんばるぞ!
11月15日、人と防災未来センターを見学して心を大きく動かされた。知っての通り、日本は地震の多い国で、ほとんど毎日地震が起きているので、日本の人達は深い傷を負いながら、それでも絶えず地震への備えを強化してきた。音と光の映像や震災ドキュメンタリーを見たり、ボランティアガイドの話を聞いて、私は涙をこらえきれず、2008年の四川大地震を思い出した。彼らもまた同じように被災者だ。以前はテレビでしか彼らの苦しみを感じることができなかったが、今回は実物の展示や証言に触れ、更に深い悲しみを感じた。同じように苦しい目にあった両国の人達が痛ましくて涙が出た。その後、ボランティアガイドが建物の耐震構造を紹介してくれ、また多くのことを学んだ。最後に、ボランティアガイドのおじいさんが台湾籍の中国人だと知り、一層親しみを感じた。(江蘇省2年女子)

◆多彩なホームステイと学校交流を通して、日本の青少年のありのままの学校生活を知ることができた。そして彼らの熱い心と友情を確かに感じ、日本の家庭の文化や雰囲気も味わえた。日本の家庭に馴染んだおかげで、日本人の日中友好への期待や願いを感じることができた。彼らのきめ細かく行き届いたもてなしや誠実でフレンドリーな態度に、僕は感動した。別れの時は感情を抑えきれず、互いに抱き合って泣いた…。
青少年は祖国の未来だ。このようなホームステイや交流活動を続けていくことにより、両国の青少年がお互いの理解を深めることこそ、交流活動が円滑で有意義なものとなり、中日の友好を我々のような未来の青少年に伝えていくことができ、その友好の花を枯らすことなく長く咲かせることができるのだ!
今回の訪日中、ホームステイや学校交流以外で最も印象深かったのは、名古屋市南陽工場と日本の道路の二つだ。南陽工場はごみ処理場であるにもかかわらず、周囲の環境がとてもきれいだ。その理由の一つは近代的なごみ処理法であるが、もう一つは日本政府の先進的な環境保護理念である。私たちの聞いた説明では、南陽工場は渡り鳥の生息地を守るために、かつての低コストの埋め立て処理法をやめたそうだ。動物のために人間の利益を犠牲にする、自然との共存を誓う環境保護理念に、訪れた中国高校生はみんな心から素晴らしいと思った。日本の道路は、私が実際に見た中で最も清潔と言える。ごみ箱の置いてある所は少ないが、塵一つ、紙くず一つ落ちていない。町全体がきちんと秩序立ち、塵一つない。日本人の自律と団結が生み出した素晴らしい雰囲気に、私たちはみんなまじめな気持ちで敬意を抱いた。(江蘇省2年男子)


【日本高校生の感想】

◆「同じアジアの国」
中国高校生訪日団との交流のために、中国語の自己紹介と中国語の歌を歌って、もっと中国語を教わりたくなりました。発音が難しく、中国の方に上手く伝えれるか心配でした。本番では習った中国語を、たどたどしいながらも言えて良かったです。実際に中国の方に会うまでは、私たちと違う部分が多いのではとか、上手く交流ができるのかと不安でした。しかし、皆さん明るくフレンドリーで、しかもオシャレでもあり、私たちとあまり変わりがないのだと思いました。すごく親しみやすく、そんな心配もなくなり、とても楽しく交流をしました。また、日本の様々な文化について話してくれたり、日本に来て驚いたことを話してくれました。それが嬉しかったし、日本と中国の文化の違いを教わって、とても興味深かったです。中には日本語をペラペラと話す方がいて、日本語を話せるまで勉強してきていることに、とても嬉しく思いました。交流会はあっという間に時間が過ぎ、まだまだ話したいことがあったのに残念でした。
また交流会をしたいし、中国に興味がわいて、中国を訪れてみたくなりました。今回の交流会に参加してとても良かったと思います。(神奈川県1年女子)

◆「学んだこと」
今回、中国高校生訪日団との学校交流を行い、色々なことを学ぶことができました。例えば一つ目に、日本人以外の人に私の通っている90周年という古い歴史と緑豊かな高校を説明してまわることができて、凄く嬉しくほこりに感じました。
二つ目に、お互いコミュニケーションをとることが難しかったけど、相手に理解してもらうことの大変さを知りました。でも最後にはぎこちなくでしたが、コミュニケーションをとることが出来て良かったです。日本語以外の言葉を聞けてすごく感激しました。
一つ残念だったことは、3年生と一緒に行う体験授業が、悪天候だったため中止になったことです。ぜひ中国の人に、杉農の授業のほんの一部でも知って欲しかったです。
また機会があれば交流をしたいです。(埼玉県2年女子)

◆「MEMORIES」
初めは私の英語力で会話なんか出来るのか不安だったんですけど、冰清は丁寧に話してくれたので、困ることなく会話が楽しめました。冰清は日本の映画や俳優に詳しくて、日本のドラマとかもパソコンで見ているらしくて、話が弾みました。夕食を食べた後、茶道を教えてあげました。そんなに詳しく教えなくてもいいかなと思っていたんですが、お茶を飲む時、冰清に「飲む前になんて言うのか教えて」とか、「何回器を回すんですか」と聞かれて、茶道に詳しくてびっくりしました。夜は冰清が中国の事をいっぱい教えてくれました。中国ではお正月に「福」という字を玄関のドアに逆さに貼るそうです。なぜかというと、中国語で「倒」は意味が逆さで、発音が至るという意味の「到」と同じなので、「幸福の到来」ということを表すそうです。冰清は、1日に13時間も授業を受けていると聞いてびっくりしました。日本ではありえないことやから、耳を疑いました。先生の愚痴も言ってて、そういうところは日本の女子高生と変わらないなと思い、親近感がわきました。冰清に日本の文化について質問をされました。「七夕の時に四角の紙に何を書いているの?」とか、「こいのぼりは何を意味するの?」とか、本当に日本に詳しくてびっくりしました。
今回のホームステイで、中国のいろいろなことを知れたし、冰清にも出会えて仲良くなれたので、良かったです。こんなに近い中国のことでさえ知らないことだらけで、私は世界のことについて全然知らないなと痛感させられました。文化やその意味などを知らないと、「あの国の人の行動変やな」とか「何してるんやろ気持ち悪いな」と思われることがあるし、他の国についての知識がないから、海外から来た人たちへの差別やいじめが起こるのだと思うので、他の国について知ることは、とても大切なことだと思うし、自分の文化を伝えることも大切だと思うので、今回の交流はとても良かったと思います。
とてもよい思い出になりました。(京都府3年女子)

◆・「伝える」
自分はこの1泊2日、24時間もない本当に短い間でしたが、新しい発見、改めて気づかされたことなどたくさんありました。そして初めて出会った人と良い友達になれた、充実したホームステイを経験しました。初めてその中国高校生を見た時には、かつて自分も中国へ訪問した交流を思い出しました。その時のことを考えると、友達になりたいのと言葉が通じなかった不安な気持ちがありました。けれど出会ってからは、お互いに様々なことを話して、言葉が伝わっていました。思えば、自分は英語を上手に話すことよりも、自分の言いたいことを必死で伝えようとしていたと思います。言葉は話すだけではなく、伝えるものだと再認識できました。少し英語を頑張ろうとも感じましたけど…。
この日中学校交流は、本当にたくさんの人にたくさんのことを気づかせる、思わせる、とてもよい体験だと思います。
また機会があれば参加したいです。(京都府1年男子)

◆「中国高校生との絆」
私にとって、今回のホームステイ受け入れはすごく貴重な体験でした。ホームステイ受け入れは今回が初めてだったので、ホームステイの前は緊張しました。でも中国高校生と会ってみたら緊張がほぐれて、初めて会ったのにすごく親近感がわきました。手作りのホームステイのスケジュールをあげたら、とても喜んでくれて、友達に自慢もしてて、私自身すごくうれしかったです。その後は一緒にイオンモールに買い物に行って、二人でプリクラをとりました。中国にもプリクラはあるけど、日本のものとは少し違うと言ってました。プリクラを中国語で書いてくれて、「大头贴」と書くことを初めて知りました。ホームステイでは、中国語について学ぶこともできてよかったです。その後はたい焼きを食べたり、ケーキを買ったりしました。たい焼きにすごく興味を持っていて、初めて食べたみたいで、喜んでくれました。外食の時には、ホームステイした子がイスラム教だったこともあって、豚肉は入れないように、チキンカレーやきりぼし大根、からあげ、蓮根の金平を用意しました。おいしそうに食べてくれて、ものすごくうれしかったです。外食の時には、学校のことについて話しました。中国の学校は勉強が忙しいらしくて、悩んだり、休んだりする暇がないらしいです。日本の高校2年生の数学の内容も、中学校で勉強すると言ってました。お互いの学校について話すことができてよかったです。それに今回の訪日で撮った写真を、初めから順に説明してくれました。その他にも、お互いの趣味についても話しました。アメリカかイギリスの映画が好きという共通の趣味があって、すごく話があいました。『トワイライト』という映画があるのですが、その新作が今度上映されると言ったら、知らなかったようで、中国に帰ったら調べてみると言ってました。
2日目は、山城高校で1年10組と英語と地理の交流をして、中国生徒達が部屋に入ってきたときに、ホームステイした子が私に手を振ってくれて、すごくうれしかったです。
歓送会では、私の家にホームステイした子がスピーチをして、その内容を聞いて思わず泣きそうになりました。1日しか一緒にいなくって、国も違うのに、ここまで仲良くなれるのだということを、そのスピーチで初めて知ることができました。最後別れる時は、悲しくて泣きそうになりました。でも大学生になったら、もう1回日本に来て、私のところに遊びにきてくれると言ってくれて、すごくうれしくて、もっと一緒にいたいと思いました。
私は、中国が今回のホームステイで、より好きになりました。中国を悪がっている人がいるのは、仕方がありません。テレビの報道で、中国は日本をパクるし、いい人はいないように言うから、それを信じる人がいるからです。でも中国は、実際に行ったり、中国人と話して交流してみないと分かりません。テレビは、中国の一部を報道しているのであって、それが中国だと思ってはいけません。私は今回のホームステイで、このように思いました。中国という国は、広くて様々な人がいます。悪い人も確かにいるかもしれませんが、よい人もいます。私はホームステイで、その良い人を知ることができました。ホームステイした子とは今後も連絡して、いつかまた会いたいです。(京都府1年女子)

◆「有意義な時間」
今年の6月、訪中団で日本の高校生代表として中国に訪問させていただき、とても良い時間を過ごさせてもらいました。むこうのホームステイ先ですごく親切にしていただき、温かい気持ちにさせてもらったことがすごく印象に残っているので、私も良い思い出を持って中国に帰って欲しいという思いがあり、精いっぱい交流できるように努めました。私の家に来てくれた子は頭がとても賢く、流暢な英語で話してくれ、とても勉強になりました。彼女は地理が得意で、地図を使いながら中国の山、川の事や歴史も交えながらロシアの話もしてくれて、本当にすごいと思いました。彼女はとても楽しかったと何度も伝えてくれて、受け入れをしたかいがあったなあと感じました。父も母もとても楽しい時間が過ごせたようで、私としては本当に有意義な時間になり、感謝の気持ちでいっぱいです。きっと高校生にしかできない交流がたくさんあると思います。これからもこの活動がずっと続いていけば、日本と中国はもっとよりよい関係が築けるだろうなと思いました。ありがとうございました。(京都府2年女子)

◆「色を加えてゆくキャンバス」
大変貴重な機会を持たせて頂き、本当にありがとうございました。
今回のホームステイを通して、近いようで遠い中国の、同じ年代の仲間とじかに触れ合い、多くの事を感じ学びました。中国の同世代の子は、私たち日本人の同じ年齢層に比べて、はるかに勤勉でした。特に私のホストシスターは、「私は北京の大学に行ってロケットを作りたい」と将来の夢を話してくれました。夢は口にし続ければ近づくといいます。それに比べて、今の私はどうでしょう?将来像がまだまだぼんやりとしています。少しでも早く、自分の夢に近づくためにも、将来の事について考え始めなくては、といい刺激をもらいました。しかし、一つ印象に残った言葉があります。
「リサ、あなたの生活はカラフルね。私のはそうじゃない。」
あれは、彼女の本音だったかもしれません。私の生活において衣・食・住という、人間としての基本が真っ白なキャンバスだとしたら。このキャンバスに加えていく色を私はたくさん持っています。彼女には勉強という色以外に持っている色が少ないのかもしれない、そう考えました。けれど、私にまた新たな色を加えてくれたのは、私の大切な仲間であるホストシスターです。それと同時に私が彼女のキャンバスに新たな色を加えられたのなら、こんなにうれしいことはありません。いつかまた、お互いの将来像が形になったとき、お互いが加えあった色がどう育ったのか、楽しくおしゃべりしたいと強く望みます。(兵庫県1年女子)

◆「経験」
今回、我が家で外国人をホームステイとして受け入れるのは、初めての経験だった。しかも、その受け入れをするというのが中国人であったので、不安でいっぱいだった。それは、昨年から尖閣諸島での問題が報道され、日中間の関係が複雑化したからである。受け入れる中国人が日本の事をどう思っているのかが、とても気掛かりであった。初めて自分の受け入れる相手と対面した時は、今まで思っていた中国人のイメージと大分異なり、驚いた。中国人に対して持っていたイメージとは、仏頂面で寡黙であるというものだったが、実際はとてもフレンドリーでよく話してくれた。会話はできる限り英語で、必要なときには紙を使って筆談もした。彼は一つ年下の歌の好きな男の子で、日本人と変わりなかった。初日は、家の近くでやっているイルミネーションを、母に車で連れてもらって見に行った。中国では珍しいらしく、喜んでくれていた。その日の夜、何気なく、「日本の事嫌いじゃないの?」と聞いてみたら、「大好きだよ。礼儀正しいし、美しい国だから」と答えてくれた。日本人は「多くの中国人が日本を嫌がっていて、敵対心を持っている」と思う人が多いが、それは明らかに間違いである。彼との会話で確信した。2日目は、夕方には集合場所へ送り届けなければいけないので、時間が少なく、ショッピングモールに行ってから、集合場所へ向かうことにした。彼はとても楽しそうにしてくれたが、これが彼にとっての思い出になるか心配だった。集合場所へ届ける時、寂しさと不安でいっぱいだった。というのは、別れの寂しさと、こんな自分がホストブラザーで嫌じゃなかったかという不安である。別れの時、そのことを考え込んでいると、隣では中国人の彼が涙を流した。それを見て、自分も泣きそうになったが、なんとかこらえて、最後に自分の伝えたいことを全て伝えた。1泊2日という本当に短い期間だったが、学ぶことは多く、これからの自分の心の糧となるだろう。このような素晴らしい機会をいただいて、幸せだと思っている。(兵庫県3年男子)

◆「日中友好回復交流」
そもそもこの中国からの留学生に対して、僕自身、快く思っていない部分があった。日本と中国の両国の間には、偏見や先入観というもので溢れている。外交問題であったり、そう遠くない過去の戦争であったり、どうしても拭い切れないものが根底にあるのだ。僕が中国人を受け入れようと思ったのは、ニュースで見ることが中国の全てなのか?ということを確かめようと思ったからである。しかし喋り始めると、相手も僕と同じ高校生であると思った。そこには国籍などはなく、楽しい会話が続いた。日本の文化についてよく聞かれたが、考えが英語で巧く説明できない時もあり、もどかしい思いも味わった。恐らく向こうも同じように、巧くコミュニケーションがとれないもどかしさを味わったと思う。自分の英語力の無さと共に、テストでは現れない力があることに今回を通じて気付けた。留学生とは晩遅くまで、お互いの国の音楽や文化について話せた。さらに「漢字」という共通の言語は、お互いのコミュニケーションでとても役に立ち、改めて同じアジア人であることを感じた。こうして非常に短いホームステイも終わった。
中国の高校生は本当に僕たちと変わらないし、勉強に対する意識の高さも感じた。最近のニュースでは、中国で9人乗りに60人余りの園児を乗せたバスが事故を起こし、死亡者が出るという悲しい話を耳にした。こういう事件に国境は関係なく、みな等しく哀しいのである。そういう感覚をもつことこそ、真の国際化につながる気がする。先入観の少ない僕たち学生が、中国と良い関係を築き直していきたいと思う。(兵庫県1年男子)

◆「初めて中国人と交流して」
私は、今回初めて中国の人たちと交流をしました。中国の人は中国語だけでなく、英語もペラペラで、私たち日本の高校生とは全く違っていました。私も英語で会話をしようと試みましたが、話すスピードも早く知らない単語も出てきたので、全く理解できませんでした。そのたんびに何回も聞き直していましたが、中国の皆もジェスチャーをつけたり、絵を書いてくれたり、私が必死になると相手も必死になってくれました。時間が過ぎるにつれて、仲が深まっていくのが分かりました。学校の授業も一緒に受けました。一番の思い出は、書道の時間に大きな1枚の半紙に、中国の人は真ん中に漢字を書いて、日本人はその周りに平仮名で書くという作品作りです。中国の皆は、書道が上手でした。二つの国がコラボしてできた作品は、言葉に表すことができないほど素晴らしいものでした。授業の後には、何人かの人達からお土産をもらいました。本当に気持ちのこもったお土産でした。中には、お手紙付きでくれた子もいました。これは私の宝物です。その他にも色々な交流をし、別れの時が来ました。別れの時には皆ハグをしてきてくれて、私はこんな体験が初めてだったので泣きそうになりました。たった7時間しか交流してないのに、どうしてこんな気持ちになれるのかなあと思いました。多分、それは、今日お互いに仲良くなろうと一生懸命になったからだと思います。全員が協力していい交流会にしようとしたから、こんな感動があるのだと思いました。最後に、ある中国人の女の子が言ってくれました。「私もあなたと一緒に学校に通いたい」と。この言葉はすごく嬉しかったです。私も「さよならしたくない!またいつか必ず会えると信じてるよ!」と言いました。正直、日本での中国に対する印象は良いモノは無いですが、交流を通して中国に対して見方が変わりました。なので、日本の皆さんにはもっと中国の良さを知ってほしいです。いい体験ができて幸せでした。ありがとう。(兵庫県2年女子)

◆「より良い関係を築くために」
今回の日中交流で、私はたくさんのことを感じ、知り、そして学びました。例えば歓迎会で一緒に坊主めくりをした時には、言葉の壁なんてたいした障害ではないということを感じました。会う前は、言葉が通じない不安や国の常識が異なるということにドキドキしていましたが、一緒にゲームをすると先程の緊張など無かったかのように、みんなが笑顔になっていて、“微笑みは世界の共通言語”ということを改めて実感できたからです。また、中国の高校生達と話して、驚き、そして見習いたいと思ったこともありました。それは、勉強についての姿勢と自国の文化への誇りです。私達の授業を見学している最中には、ひらがながあったり、漢字と簡体字ではずいぶんの違いがあって、理解するのが難しいはずの黒板の字を写していたり、中国の代表的な詩人杜甫の春望を前に出てスラスラ書いたりと、今の日本の学生にはあまりない積極性と自国の文化に向き合う姿勢を見て、グローバル化社会とは関係なく、そういうものを持ち続けることができたらいいと思いました。
今、日本と中国の関係が良いとは言えないということを耳にすることがあるけど、今回の交流ではそんなことは微塵もなくて、日本人と中国人が互いに分かりあえることが分かって、このように仲の良い関係を外交でも築いてもらえると嬉しいと思います。そのためには積極性を持って自分から行動を起こし、より良い関係を、まずは個人から築いて行きたいと思いました。(兵庫県1年女子)

◆・「自分にできること」
ホームステイ初日の朝、僕はとても緊張していました。ホームステイは過去に経験があるし、自分も個人的に海外の人との交流には興味があったので、決して恐れていた訳ではないのですが、どうしても「中国人」であるということを考えると、心が落ち着きませんでした。中国は活発な国であり、そこに住む人達もすごく強気だとよく聞きます。そのため、その雰囲気に飲み込まれ、自分がいつもの自分でいられるかどうか、とても不安だったのです。
案の定、生徒代表(中国人)の挨拶には驚きました。CDのようなきれいな発音でハキハキと明るく話す姿には、何か雄々しさを感じます。そんな人達と自分が交流する、ホームステイをすると考えるとさらに不安が高ぶりました。
いざ車で一緒に帰ると、初めは少し気まずい空気になりましたが、少しずつ会話を重ねていると、だんだん不安は消え、家に着く頃には友達のように親しくなっていました。それに相手が英語でなく、日本語であったので、コミュニケーションがしやすかったです。しかし、日本語ができるからといって、普段通りの話言葉で過ごせる訳ではありません。日本人なら普段使う言葉、「着がえ」が通じなかったり、「1階」がどこかわからなかったりと様々です。だからお互い何度も言い直したり、電子辞書の開閉の繰り返しです。相手は日本を楽しむために来ているのに、こんなぎこちない環境を作ってしまっていると考えると、申し訳なくて仕方ありませんでした。
そこで、少しでも日本を楽しんでもらいたいと思い、相手の行きたい所へ一緒に行きました。日本の本やマンガが読みたい、アニメを見たい、ヘッドフォンが欲しいなど様々でした。何故ヘッドホンなんだ、と思ったりもしたけど、日本のお店を歩いて楽しんでくれている姿を見ると、何だか心が嬉しくなります。なので、彼の笑顔を見るたびに自然と僕も笑顔になっていました。
そんなほのぼのとした時間も、あっという間に別れの時を迎えました。初めは完全な他人同士であったのに、こんなにも悲しさを感じるなんて自分でも驚きです。そして最後に、「みなさんと一緒に過ごせてよかった。すごく楽しかったです。ありがとうございました。」と言ってくれました。これを聞いて「ああ、自分は少しでも彼のために何かができたんだ」と感じ、同時に今回、自分にホームステイの機会がもらえてよかったと思いました。(愛知県1年男子)

◆「充実した国際交流」
2泊3日というとても短い期間でしたが、とても充実した日々を過ごすことができてよかったです。まず、最初に驚いたことは、中国人の英語力でした。中国人なんだし、英語力は私たちと変わらないだろうと思っていたら、全く違いました。英語教育を小学校1年生から受けているらしく、自己紹介はもちろん、日常会話もまるで英語圏に住んでいる人のようでした。そんな中で、私が相手の言っている事が理解できなかったり、うまく伝わらなかった時に、ペンと紙を取り出して漢字で書いてくれて、頑張って私に伝えようとしてくれました。私はそれがとてもうれしかったです。言葉は通じなくてもコミュニケーションをとることができてよかったです。また、3日間の中で相手の良いところをたくさん見つけることができました。マスコミなどは、中国の批判をしすぎではないかなと思いました。たくさんの良いところがあるのに、それだけで判断してしまうのはもったいないなと思いました。自分たちと違うからといって、すべてを否定するのではなく、その中で良いところを見つける努力をすることが大切だと思います。これからも連絡を続け、交流を深めていきたいです。(愛知県2年女子)
 

 
 
 
 
 





 
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