公益財団法人 日中友好会館 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP CENTER
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総合交流部
 

2008年中国高校生訪日団第3陣が来日 福島、新潟、愛知、富山、島根と首都圏で交流

 
 
 

2008 日中青少年友好交流年中国高校生訪日団第3陣(黄百煉総団長)が、6月10日から18 日まで計247 名で来日し、各地で交流を行った。今回の代表団は山西省、黒竜江省、北京市、内モンゴル自治区、上海市、陝西省、吉林省から選抜されたメンバーである。代表団は6月10日に成田から入国し、8泊9日の日程を東京でスタートさせた。翌11日に外務省表敬訪問、日中関係に関するセミナー、歓迎レセプションに出席し、外務省表敬訪問では木村仁外務副大臣が会見。セミナーでは新日中友好21 世紀委員会日本側座長小林陽太郎氏による「日中関係の将来」の講演を聞き、積極的に質問する場面がみられた。

歓迎レセプションには、訪日団を含め総勢500名近くが参加した。来賓として宇野治外務大臣政務官、孫建明中国大使館公使参事官、竹下亘衆議院議員らが顔を揃え、中国高校生訪日団を激励した。また、第二部では、都立杉並高校和太鼓部、都立神代高校クラリネット部とダンス部の多彩な演奏やパフォーマンスをはじめ、中国高校生も負けじと孔雀の舞や太極扇で会場を沸かせた。

12日からは7コースに分かれて地方へ。第1分団は福島県と埼玉県、第2分団は新潟県と埼玉県、第3 分団は茨城県と東京都、第4分団は愛知県と東京都、第5分団は富山県と千葉県、第6 分団は島根県と千葉県、第7分団は千葉県と東京都で、ホームステイや学校交流を行い、熱烈な歓迎を受けた。学校交流では、Excel を使ったデータ処理や現金出納帳の作成などを体験。新聞紙で兜や鶴を折ったり、足の痺れをこらえながらの茶道体験や、実際に竹刀を持って面を打ち込む剣道などの部活動体験を楽しんだ。生徒主導の生徒会選挙や吹奏楽部の定期演奏会など、中国であまり体験できないような多彩な交流プログラムに参加し、両国の生徒は英語、時には身振り手振りや筆談を交えて交流をした。学校交流を行ったのは、福島県5 校、新潟県4 校、茨城県1 校、愛知県2 校、富山県1校、島根県1校、千葉県2校、埼玉県3校、東京都3校の計22校で、いずれの交流も充実した内容となった。 

全プログラムの中でもっとも人気が高かったのはホームステイ。中国高校生だけではなく、日本側の受入家庭にも大変好評で、1 泊2 日の短い時間ではあったが共に楽しい時間を過ごした。ホストファミリーと買い物に行ったり、一緒に餃子やお寿司を作ったり、トランプで遊んだり、夜遅くまで尽きることのない話で盛り上がった。各家庭で心のこもった温かいもてなしを受けた中国高校生は、通常の訪日では体験できない日本の生活・文化を体験。別れの際には再会を誓い、「感謝の気持ちを一言で言い表せない」、「中国にはない日本の良き習慣を学んだ」と涙をみせる生徒もいた。学校交流、ホームステイを通して培われた友情は、今後も末永く続いていくものと確信した。    

一行はそのほかにも各県教育庁表敬訪問、環境施設参観、伝統文化体験などを行った。福島県では、松本友作副知事を表敬訪問し、オリエンテーションには、野地陽一教育長が昨年に引き続き出席した。新潟県では、武藤克己教育長が「今年、新潟県と友好県省締結25 周年である黒竜江省の人たちをお迎えできて嬉しい」と歓迎の辞を述べた。また、富山県では、荒井克博教育次長が出席した。各県担当者から県勢や日本の教育システム、高校生の生活、留学生受入制度などについて説明が行われた。環境施設は有明水再生センター、有明清掃工場、東京都廃棄物埋立処分場等を参観し、日本の先進的な技術と施設、環境に対する取り組みに感心していた。

伝統文化体験では各コースで赤べこ絵付け、能面絵付け、千代紙ろうそく作り、藍染、和紙手すきなどを行い、手作りに挑戦することで各地の文化を理解する良い機会となった。
代表団は全ての交流プログラムを終了し、6 月18 日に成田より帰国の途に着いた。当事業の実施にご協力いただいた外務省、文部科学省、各県教育委員会と関係機関、学校関係者、ホームステイ家庭の皆様方に厚く御礼申し上げたい。               (総合交流部)
 

 
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